ハロウィンという行事
Fate 夢小説最高ランク : 124 , 更新:
イリア無双が始まりますよ()
o,+:。☆.*・+。
[アリーシャ]
いつぞや書いた短編の主人公。
とてつもない包容力と優しさを兼ね備えた魔術師。
ウェイバーは許嫁兼幼馴染み兼恋仲。
[ロード・エルメロイⅡ世]
いつぞやのウェイバー少年。
好きな人に素直になれなく、素直になったとしても彼女はその場にいない。不幸な教授。
~~~~
~時計塔のとある部屋~
夏も終わり、肌寒くなり始めた頃。
時計塔には相変わらず、二人の声が響いていた。
「せばにゃん? セイバーじゃなくて?」
「せばにゃんです。知らないんですか?」
「あぁ知らないな」
話題に出ている“せばにゃん”とは、カプさばに出てくるさーばんとである。
アリーシャはそのせばにゃんが好きらしく、珍しく熱弁していた。
「ダメですねぇ…それでもロードエルメロイⅡ世ですか?」
「そうだが?」
「あぁこれでもロードなのですか? 教授なんですよね? なのにこんなことも知らないだなんて…」
「誰かコイツを止めてくれ」
つかさず痺れを切らしたウェイバーが止めに入る。
もう一度言うが、アリーシャは、熱中したものをとことん語る癖がある。
喋り出すと止まらない。
「まだ戦いっぷりについて話してませんよ」
「そんなにせばにゃんとやらが好きか」
「え、それはもt..あぁ、1番はウェイバーですよ」
「そうか……えっ」
「な、何かおかしなこと言いましたか…?」
「いや、もう一度言ってくれ」
ウェイバーは今の台詞を聞き流してしまったらしい。
とことんついていない。
「もう言いませんよ…あ」
「?」
アリーシャは何かを思い出したように話し始める。
「そういえばもうすぐハロウィンですよ」
そんな彼女の評定は、とても楽しそうである。
「…はぁ?」
無論ウェイバーには理解出来ない。
「ハロウィンも知らないんですか? まぁその方がやりがいがありますね」
「いや、そういう理由ではなくて───」
「たまには休憩も、した方がいいんじゃないんですか?」
不意に突かれる言葉。
ウェイバーはすんなりと受け入れてしまうのでした。
「…そうだな」
「うふふ。そうと決まれば早速……フラット君ー!!」
教え子の名前を呼びつつ、いそいそと部屋を去るアリーシャ。
「…」
そんな様子を見ながらウェイバーは、笑をこぼしていた。
(続くかも)
↓おまけ
「良かったですね師匠」
「グレイ…いつからそこに」
「師匠とアリーシャさんが愛を確かめ合う前ら」
「誤解を招くような言い方はよせ」
↓おまけ2
「え、あの人も参加してくれるんですか!!」
「えぇ。そうとなれば早速…」
「わかりました!」
安定のグダグダでお送りしました。
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