戦犯について

戦争 言葉 平和
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:381 hit

最高ランク : 60 , 更新: 2017/04/16 8:35:52

昨日の劇を見て「戦犯」が気になっていろいろ調べてみました

戦犯、正式には戦争犯罪人
戦争自体が無法なことなんですが、ジュネーブ条約で禁じられている行為をした人が戦犯になります
例えば、民間人の殺傷、捕虜の虐待、学校や病院の攻撃、毒ガスや細菌兵器の使用…などです

A級、B級、C級とあって
A級…政府、軍の中枢にいて戦争遂行の中心を担った者
B級…民間人殺傷、捕虜虐待などを現場で指導した者
C級…民間人殺傷、捕虜虐待などを現場で実行した者
と分けられます

900人近く死刑になったそうです

文化の違う、言葉の通じない現地の軍事法廷で、通訳も無く、弁護士もつかず理由もわからないまま処刑されたり、告発した兵や住民の不確かな記憶による冤罪だったり…
旧植民地の朝鮮半島、台湾の出身の人々が、日本人として裁かれたケースもあるそうです


今回の劇で主人公にかけられた容疑もそうだったんですが、どう考えてもこじつけだとしか思えない理由で罪に問われたBC級戦犯が多かったそうです

例えば、お灸をすえる、ごぼうを食べさせる、と言った行為が「火あぶり」「木の根を食べさせられた」などの虐待理由になり、「人道に対する罪」に問われたのです

今回の劇では現地での仮想ピッチングによるデッドボールで訴えられていました


約5700人が裁かれて、その内900人以上が死刑になっています
それも上記のような理由で

戦犯は戦地に赴いて行った兵士なので、敵兵を殺すなどの残虐な行為をしているのでしょうが、戦争というのは無法なことです
それらが罪に問われることはありません

それなのに、現地で仲良くなった住民と野球をしたり、自分の国で食べられている植物を食べさせたり、それだけで亡くなってしまった人がいると言うことに驚きました

教科書に載っているのは戦死者や空襲などで亡くなった人々のことだけ
理不尽な戦犯容疑にかけられた人々のことは教えてくれません

最終的に言いたいのは「命を粗末にしない」なんていう説教臭いことになってしまいますが…
「あんな人は死んでしまったほうが…」と思うことがあります
実際はそんな勇気も力も無いです
恨んでいれば殺しても良い…とは言いませんが…

教室で、ちょっとしたいたずらや邪魔をしただけで「死ね」「殺す」という言葉が飛び交っています
本気じゃないのは分かってます
でもある時代ではそんな理由で本当に死んでしまった人がいるんです
まったく悪意のない行為でも死ななければいけなかった人が

その死を促す言葉が、どれだけ重みがあるか
どれだけ残酷な言葉なのか
ちゃんと考えるべきなんです、今の中高生は

中高生じゃなくてもそういうことを言いますね
前の車の動きがとろくさい、仕事場で誰かがへまをした
人が自分の思ったように動かない

愚痴が溜まるのは仕方のないことです
それを吐き出してしまうのも罪ではありません
ですがその言葉は選びましょう

人間は言葉を持ち、他の動物よりのいくらか優秀な頭脳を持っています
それを有効に使いましょう
簡単な言葉で済ませてしまってはもったいないじゃないですか


15年弱しか生きていない私がこんなこと言っても何にもなりませんが…

今、異なる文化を受け入れ、共に生きていることがどれだけ素晴らしいか
「死ね」なんて言葉を軽はずみな気持ちで言っても、誰もそれを真に受けることのない世界が、どれだけ平和か
その平和な世界を作るために、どれだけの努力があったか
それを忘れることなく生活していかなければいけないと、今回「闇に咲く花」を観て思いました

長文連投すみませんm(_ _)m

それでは('ω')ノ

ミル@六つ子会


投稿を違反報告 / ブロック



コメントをするにはログインが必要です : ログイン






ともぼ 友達募集 雑談 御友達募集 短文 誕生日 華々しき誕生の日に、愛のある祝福を