消えた先

小説
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今日小説ばっかあげてるなw

人物紹介 ↓

« 女キャラ »

< 音羽 結月 > ( この物語の語り手 )
優しくて頭いい主人公

< 真佳奈 奏 >
いつも明るいムードメーカー的存在
結月の1番仲いい友達

< 佳保里 美波 >
心霊探求クラブの部長
決めた事は必ずやり通す性格

< 羽田 みひろ > -
優しい
いつも手首に十字架のお守りをつけている


« 男キャラ »

< 雨田 宙 >
いつも冷静
結月とは幼馴染

< 古原 想夜 >
心霊探求クラブの副部長
いつも部長に気配を消されている

< 花雨 楓都 >-
頭が悪すぎる

< 月瀬 花乃 > -
女子力が高い

< 秋本 海渡 >
オカルトマニアで怖い物知らず

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「ね、ねえ、嘘でしょっ……! 嫌だよっ……!」
私は、大声を上げて泣き叫ぶ。
「どうやら大変なことになってしまったようね……。」
「あれ、副部長は何書いてるんですか?」
奏が、震える声で副部長に問う。
副部長の想夜が、紙に何か書いていた。
紙に目をやると、部員の名前が記述されていて、二人の部員の名前に線が引かれていた。
「みひろと、月瀬くんの名前……。」
次々と、大切な人が消えていく。
私の名前も、あの紙から消される日がくるのだろうか。
皆、黙ったまま下を向く。
「ねえ、学校から出られないんだよ……!? 皆、どうしてそんなに落ち着いていられるのっ……!?」
私は、大きな声で沈黙を遮る。
「落ち着けよ、音羽」
楓都が私にそう言う。
落ち着いてなんかいられないよ……。
「大丈夫です、見回りの先生が来てくれるはずだから。」
「先生たちは来ないと思います。4連休が始まるので、もう既に帰ってしまっていると……。」
「そ……、そうなのね……。」
皆が、また無言でうつむく。
「ねえ、明日からの4日間で七不思議を探そうよ!」
奏が提案する。
「でっ、でも、また誰かが消えたら__。」
「おう、そうしよう!」
「うっ、うん……。」
私の言葉は、馬鹿の楓都に遮られた。
そうして、私たちはそこで眠った。
泣き疲れたからか、すぐに微睡みの中へと落ちていった。

「いったあ……。」
目を開けると、頭に違和感を覚える。
ここは……、学校……?
あ、そっか……。
昨日、そのまま寝たんだった。
昇降口付近の廊下で、他の皆も寝ていた。
床に頭を乗せていたからか、頭が痛い。
上着を枕代わりにして寝ていたが、頭が動いてしまっていたらしい。
「いたいー……。」
「結月、おはよう。」
すると、宙が、むむくりと起き上がる。
「あ、宙……! おはよう!」
宙の顔を見ると、なぜか安心する。
「あら、音羽さん、雨田さん、おはよう。二人とも早いのね。」
「もう午前8時なんですけどね……。」
そう言って宙は苦笑する。
8時……!?
「あ、そうだったのね……。他の皆も起こさなきゃ。」
「おーい、奏ー。起きてーっ!」
「眠たいーっ、お母さんー……。って、え……?」
私は思わず笑ってしまう。
「お母さんって……! お母さんって!」
「んお? んー? どうして笑ってるのー!?」
「何でもないー! ごめんごめーん!」
「んおー……?」
二人でそんな会話をしていると、寝起きの服部長の想夜さんと楓都が来た。
楓都は、眠そうに目を擦り、よろめきながら歩いている。
「楓都、前見なさいよー。」
私が声をかけると、楓都は目を見開いてこちらを見る。
「皆おはようー! 今日も七不思議探すぜっ!」
「や、やっぱり、誰かが消えたら悲しいからやめた方が__。」
「探そう!」
奏が、私の意見を遮って言う。
「ね、ねえ、皆聞いて……! また誰かが消えたらどうするの……!」
「あのね、結月……。」
奏が真剣な目をして私を見つめる。
「七不思議はね、一つ見つけたら他の全ての七不思議も見つけないと呪われるらしいの。それも1年以内に全てを見つけないと、七不思議探しに参加した人全員が、ひどく苦しめられながら殺されるって……。」
「えっ!? そっ、そんなっ……!」
「私も、みひろが消えたあと色々調べて知ったことだから……。もっと早く知っていれば七不思議なんて探そうと思ってなかったのに……。ごめんなさい……。だから、協力して全ての七不思議を探そう……?」
「そっ、そんなの嘘だよ……!」
私は、血相を変えて声を上げる。
「あのね、結月。結月が協力してくれないと、心霊探求クラブに関わった人全員が危ないの。わかってくれる? お願い、七不思議探しに協力してくれないかな。」
私はしばらく黙ったあと、口を開いた。
「わかった……。その代わり、これからも皆、絶対に友達でいること!」
「うん! 皆も約束してくれる?」
他の皆が頷いた。
「じゃあ、次の七不思議は、どれを調べる?」
「調べる予定の七不思議の中から、簡単そうなやつとか……?」
「じゃあ、あれしかないわよね……。」
「え、あ、あれって何ですか?」
次は、部長と副部長で話し合って決定した七不思議を調べることになった。
「2番目のトイレのやつよ!」
「2番目の、トイレ……?」
私たちは口を揃えて言った。
「そう。2時22分の22秒になったとき、2階の2番目のトイレの個室に入ると……。ってやつ。」
「入ると……!? どうなるんですか!?」
目を輝かせて言う奏に、私は答える。
「あれじゃない? 花子さんとか、そういう系の。」
「あー……。そうだよね!」
「さあ。まだ、調べてみないとわからないわよ。」

そうして夜になり、午前2時を過ぎた頃。
女子は、皆で手を繋いでトイレに入っていく。
「なんか怖くなってきたな……。」
近くにいた楓都が小さな声で呟く。
「もう。楓都。大丈夫だって。さっきまでめっちゃ張り切ってたじゃん。その勇気があれば大丈夫だよ。」
「そ、そうだよな……! ありがとな、結月!」
そう言って男子トイレの中へ駆け込んで行った。
その馬鹿みたいな力強い笑顔はどこか儚げで、消えていってしまいそうだった。
「あ、開けるわよ……。いい?」
部長が個室のドアに手をかけ、たずねる。
「19、20、21、22!」
私が数えると、部長はそのまま扉を奥に押す。
「あ、れ……?」
「どうしたんですか、部長……?」
「何も、ないわよ……?」
私は内心怯えながらも、部長が姿を消したりしなくてよかったと、胸を撫で下ろした。
「じゃあ、出ましょう。」
部長がそう言った途端、男子トイレから声が聞こえてきて、私たちは慌てて男子トイレの中へ入る。
「まじかよ!?」
「どうしたの!?」
部長がトイレの電気をつけると、辺りが一気に明るくなった。
「ぶ、部長……! 楓都が……! 楓都が……!」
「古原さん、落ち着いて?」
「は、はい……。22分22秒に楓都がドアを開けたとき……、なんか、青い手が伸びてきて……! その手が、楓都のことをトイレに引きずりこんで……! 楓都っ……!」
副部長は、声を震わせて話す。
宙は、驚いて声も出なくなっているようだった。
「そうなのね……。わかったわ。では、今日はここまでにしましょう。」
「は、はい……。」
皆は、昇降口の前へ来て話し合った。
「女子トイレには何もなかったんですか?」
「ええ……。青い手なんて見てないし、何かに手を掴まれたりもしなかったわ。」
「そうなんですか……。」
楓都は馬鹿だったこど、話すときすごく楽しかった。
すると、宙がゆっくりと口を開く。
「結月、僕も見たんだよ。青い、手。」
「そっか……。」
私たちは、そのまま眠った。


次の日、私たちは新聞部の部室にいた。この学校の七不思議を詳しく調べるためだ。この学校の新聞部は七不思議についての記事をよく書いているので、詳しいことがたくさんの記事に書かれている。
みんな別々の記事を見ながらひたすらに新聞を見ていた。
「この学校の七不思議は
1、図書館の黒い本
2、相談室の水晶
3、2番目のトイレ
4、踊り場の合わせ鏡
5、音楽室の人食いピアノ
6、中庭の幽霊桜
ってあれ?」
ずっと読み上げていたしていた副部長が読むのをやめてキョトンとした声を上げた。「どうした?」部長が副部長にそう聞く「 7番目のところに屋上としか書いてないんだよ」「あれ?」副部長がそう説明すると奏が不思議そうな声を上げた。「どうかしたの?」私が奏にそう聞くと奏は、「だって七不思議の7番目は無いはずなんだよ、それか7番目を知ると呪い殺されてしまうそう本に書いてあったんだけど…」「そうなの?真佳奈さん?」
「はい、確か」そのような会話が繰り返される「とりあえず」その会話に横から入ったのは秋本くん、「次の七不思議踊り場の合わせ鏡でしたっけ探してみましょうよ、調べられることは調べたんですし、指定の時間まであと30分です」
「指定の時間ってあったっけ?」 奏がそう秋本君に聞く「確か 19時10分だったと思います」「そうね、じゃあみんな来て、いきましょう」部長の言葉でみんな歩き出す。しばらく歩いてその踊り場に着く、みんな少し緊張していた。「次の七不思議は鏡の中に自分の1番会いたい人が映るがその人に鏡の中に引きずり込まれると言う怪談だ」みんな息を呑む、これが本当なのなら今度は1人ではなく2人が消えると言うことなのだ。「おっと、こんな話をしていたらあっという間に19時 9分だ、それぞれ鏡の前に立って」そう言われてみんな鏡の前に立つ、そして副部長はカウントダウンを始めた
「56、57、58、59、60!」
何の音も何も鏡には映らなかった
写っているのは鏡の前に立っている自分たちだけ・・・あれ?
「部長…」「… 誰だ?」
「副部長です… 」「そうか…こっちは秋本がいなくなった…」「またかよ!!」
宙が珍しく大声を出す、当たり前だ
だって秋本君は宙の1番の友達だったから
「一旦体制を立て直そう、いちど保健室に行くよ」そう言われみんな保健室に向かった私も行こうとしたところ、いきなり奏に腕を掴まれ「もし私が消えたとしてもずっと友達でいて」と言われた。私は「当たり前だよ」そう言って2人で保健室に向かっていった。
保健室ではみんな静かに悲しい顔をしていた。やはり同時に2人はさすがにきつい、私もひたすら怖かった、怖くて、怖くて気が動転していた。沈黙を破ったのは宙だった、「こんなとこで気迷いをしてても仕方ない、次の七不思議にいきましょう」そう前向きな言葉を言ったはいいもののやはりその声には悲しみがたくさん染み込んでいた。

ーーーーーーーーーー
少し短くなっちゃったかな

次ももよろしく!

曼珠沙華


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小学校の時七不思議系読んでたから、懐かしい!!!
ええな!!!♥


はな
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はな》thank you!
私もよく七不思議の本観てたわ


曼珠沙華
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